本日、6月定例会が閉会しました。委員会の質問のご報告がまだ途中ですが、さきに今日の議会の報告をしたいと思います。
付議された議案の数も少なく、また市独自の政策的な事業予算などもなく、討論するほどの議案もなかったため、発言者は委員会の議案審査の報告に立った委員長のみ。今日の本会議の見どころは、議案審査の報告が、企画総務委員会も、厚生文教委員会も、予算委員会も、すべて公明党の委員長だったというところでしょうか。さすがにここまで続くと笑ってしまいます。
しかも、委員長報告の文案は委員長の裁量ですが、皆さん、揃いも揃って、各委員会で何について質疑があったのすら一切わからない超簡略バージョンでした。昨年度、委員長報告のありかたについて問題提起をして、少なくとも昨年度の経済建設委員会では、当時無所属の会だった中尾委員長は、何について議論があったかがわかるような報告をしてくれていましたが、今期はそんな報告は期待できないかもしれません。
本会議終了後は議会運営委員会が開催されました。
議題は、
①生駒市議会ハラスメント防止条例(案)の策定について
②議会基本条例及び議会運営の検証について
③議員研修について
の3つで、そのうち、まず①は、3月議会で可決したハラスメント防止等に関する条例から抜いていた議員間のハラスメントや議員が被害を受けた場合に対応するため条例制定を含めて対応を考えていく必要があると議長が諮問するものです。
しかし、吉村委員長は、各会派で意見集約を行ったうえで、改めて協議を行うことでいいか?と諮り、委員全員異議なし。
いやいや、ちょっと待ってください。②の「議会運営の検証」ともリンクするのですが、現在の議会運営委員会は、片山議長(絆)を除く絆の議員全員と(白本、吉村、改正、森、橋本委員)公明党の全員(恵比須、成田、山下委員)で構成されています。誰か議運の委員が入っていない会派メンバーがいて、その議員の意見も聞かなきゃいけないというならまだわかりますが、全員ここに揃っているのですから、今、ここで協議をすればいいじゃないですか。なぜ、先延ばしにして議論を遅らせるのか理解に苦しみます。
次に②は、私を含めて9人の議会運営委員会に所属できない無会派または3人未満の会派の議員から提出した
議会改革の提案項目について諮られました。
5月のブログ(
いびつな議会運営委員会の委員構成は解消できるか?)でもご報告したとおり、現在、無会派及び3人未満の会派の議員は議会全体の過半数の13人ですが、この中からひとりも委員に入ることができず、間接的にも議会運営の携わることができていません。そこで現在の議会運営委員会の委員の選出方法(3人以上の会派に所属する議員からドント式※で委員を選出)を見直し、少数会派や無会派からも委員を選出できるようにしようと、私を含め9人の無会派、3人未満の会派の議員で委員選出方法の見直しを提案しました。
具体的には、6人以上の会派から3人(これでも多いくらい)、4~5人の会派から2人、2~3人の会派から1人、無会派からも定数(10人)の範囲内で3人につき1人の割合で選出できるよう、また全議員で構成される全員協議会での協議を提案しています。
規模の大きい奈良市を除く県内の市議会でも、橿原市議会は、2~4人の会派が7つありますが、いずれも各会派1人ずつ。無会派6人から2人を選出しています。(定数9)
香芝市議会は、2~3人の会派が4つありますが、いずれも各会派1人ずつ。無会派6人からやはり2人を選出しています。(定数6)
桜井市議会は、2~5人の会派が4つあり、5人の会派から2人、3つある2人の会派から1人ずつ選出。無会派5人いますが、3人を委員に選出しています。(定数8)
天理市議会は、10人と3人の2会派しかなく、それぞれ4人と1人を選出しているのでドント式で選出していると思われますが、委員のひとりを3人の無会派議員から選出しています。(定数6)
あとの市議会は無会派議員が1人だけだったり、そもそも会派がなかったりなので、生駒市議会と比較はできません。
定数が10もありながら、過半数を占める無会派議員たちにひとつも席を与えず2会派ですべて議会運営を独占する今の生駒市議会は、異常です。県内の他市議会の方がよほど無会派の意見を尊重し、民主的な運営がなされています。
この提案に対する質問は、この選出方法だと巨大会派からの委員数が複数の少数会派からの委員数を下回る逆転現象が起きるだとか(国会と違って会派間で勢力争いをする場ではないのだよ、自治体議会は。)、2人以上の会派から認めるのは、これまで3人以上を基準としてきたのに同じ扱いにするのはどうなんだとか、正直、後ろ向きに感じさせるものでした。奈良県の中でも生駒市は先進的なイメージですが、イメージだけで実は最も古い体質だとわかりました。
今まで自分たちが得ていた委員枠をこれだけ減らされる(例えば絆は5人から3人に、生駒市議会公明党は3人から1人に)のですから、面白くないのはわかりますが、委員長次第のとおり「異議なし」の言葉を発するだけの委員会なんて意味がありません。私が1期目、2期目のときはもっと議運で議論していました。
そして、こちらについても①同様、会派持ち帰りの協議となりました。
最後の③は、地方財政計画と市の財政状況についての勉強会についての浜田議員からの提案です。
無会派議員を排除しようとするなら、議会改革とか研修会の提案とか、議運のメンバーからももっと積極的に提案があってほしいものです。画面にも映らない傍聴席から提案している光景はやっぱり変です。
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