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塩見まきこの活動日記 katudo403.exblog.jp

塩見まきこの日々の活動をご報告


by shiomi-makiko

過去の活動日記その3

まだ続きます。

 さて、このあたりで山下市長に登場願おうと思います。
 山下市長とであったのは、O157集団感染事件の数ヵ月後の冬。園・市や保健所と話し合いもし、それぞれに改善を申し入れ、施設改善・看護職員の増員・衛生管理マニュアルの作成など実現したものもありました。しかし、どうしても市は保育園で園児たちが集団感染したことに対して責任を認めませんでした。
 途方にくれていたとき、「さくらの会」のメンバーの友人のつてで来てくださり、活動の進め方から訴訟の手続きまで相談にのってくださったのが弁護士の山下さん・・・つまり山下市長です。
 一方山下さんからは、当時、代表をつとめておられた「高山第二工区の開発の是非を問う住民投票の会」への参加を呼びかけられました。
 今でこそ、子どももそこそこ大きくなりましたので、さほど頻繁に通うことのなくなった高山ですが、当時は休日ごとに「たんけん」し、「ひみつきち」を作って遊んでいたところです。その自然豊かな高山を、採算の見込みもなく次世代に借金を背負わせて開発するというのです。自然保護の観点からはもちろんのこと、税金の使い道という点からもとても納得できるものではありませんでしたので迷わず参加しました。
 「高山住民投票の会」の横断幕を書いたり(実はレタリングが得意なのです。)、山下さんや「さくらの会」の仲間と真夏の炎天下チラシを各戸配布したり・・・。住民投票条例の制定の請求運動は署名集めもさることながら、そこにいたるまでの過程、つまり住民に問題を周知してもらうための広報活動も大変です。高山が開発の対象になっていたことさえご存知でなかった方がほとんどでした。
 
次につづく
# by shiomi-makiko | 2006-12-05 01:20 | Comments(0)

今までの活動日記その2

 前回のつづきです。

 わたしたちはそういった保育環境上の数々の問題点が複合的に集団感染を引き起こした温床になっていたのではないかと考え、それらの問題を解消するため保育園の増設を含め、要望書を市に提出しました。しかし当時の中本市長から返ってきた答えは「子どもの数は減ってきている」というものでした。
 子どもの数は減っていても、共働きや離婚の増加で保育園を必要としている世帯は増えているのになんという認識よ!と、呆れてしまいました。この要望書を提出したのは、2002年の1月、ちょうど市長選挙の直前で、結局中本市長は当選したのですが、それから4年間の任期中に保育園が増設されることはありませんでした。
 中本前市長も任期終了間際に、待機児童解消のため私立いこま保育園に保育室を増床する計画を出しましたが、大規模化は保育の質の低下につながるという保護者たちの反対意見を受けて、山下新市長はこの計画を白紙撤回、新規に保育園を2園増設することになりました。
 山下市長のこの決断について、勝手に計画を変えるのは議会軽視だというような批判が市議の中にもあるようですが、私に言わせれば、「あんたらこの4年間、何していたの?」です。こうなることはずいぶん前からわかっていて、「さくらの会」では市議に対しても2002年の秋に公開質問状を出して問題を提起していたのに、回答を拒みそれをわかろうとしませんでした。今もその多くが市議職にとどまっていますが、市民の代表としては不適格ではないでしょうか?
 
# by shiomi-makiko | 2006-12-03 13:53 | Comments(0)

活動日記事始

塩見まきこ活動日記…初日は塩見まきこの今までの活動日記・その1です。

 私が市政に関心をいだきはじめたのは、2001年夏に子どもが通う保育園で起こったO-157集団感染事件が発端です。それまでは、市民の権利として市長選や市議会議員選の投票にこそ足を運んでいましたが、自分で行政に対して何かを直接働きかけるなどということは一切したことがありませんでした。
 しかし、この事件をきっかけに保護者会の会長だった私の生活は一変しました。

 当時の生駒市は、この事件で大切な子どもの命が奪われ、多くの園児が感染して苦しい思いをしたというのに、園児たちに謝罪することもなく、また事件について保護者に説明することもなく、まるで事件を隠蔽するかのように保育室を改修だけして保育を再開しました。
 「このままではいつかまた同じような事件が起こる。亡くなった園児の死を無駄にしてはいけない。」―そんな私の思いと同じ思いを抱く保護者が何人もいることがわかり、事件の再発防止を目標に掲げ「さくらの会」が発足しました。

 感染源はわかりませんでしたが、「さくらの会」では、集団感染の温床になったものが保育園あるはずと考え、園や市・保健所と話し合い、保育環境を保護者の目からつぶさに検証していきました。そうして見えてきたのは、衛生管理上の問題のほか、在籍園児数の増加による問題・障がい児に対する保育士の加配の問題・保健所の初動態勢・小児救急医療体制の問題・病児保育の必要性など多岐にわたるものでした。

                                                (次回につづく)

 

 
 
 
# by shiomi-makiko | 2006-12-02 01:40 | Comments(0)